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一草一花

…そろそろ自分の写真を写したい…

仕事の写真を楽しみながらも 心の底からのそんな想いが湧いてきていた

ちょうどその頃 リーマンショックの煽りを受けて仕事が減り

ぽっかりと空いた時間に 毎日のように ひたすら歩きまわり

ふと 気になるところで 写真を撮り続けることができました

 

どこへ行こうと ただ その日そのとき自分のいるところで 感じるままに

そうは言っても 必然的に 住んでいる街の近所を歩くことが多くなり

気がつけば 大人になってから移り住み 馴染みの薄かったこの街の

日々のささやかな息吹のうつろいを カメラとレンズを通してみつめ

すっかり愛おしく思うようになりました

 

草も花も虫も鳥も魚も犬も猫も… そして人も

同じ地球の上に 太陽の光の恩恵を浴びて 生かされている

 

2009年春から2011年の春先まで 写し続けた

日々の暮らしの足元の光景です

(2009 - 2011)

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